2013.06.20更新

パニック障害を根治させるために 精神科 東京
パニック障害が一旦良くなって治療を終結したものの、何年かして再発したということで当院を受診される方がいらっしゃいます。なぜ再発したのか?理由は多くの場合、「微妙な回避行動を克服できていなかった」ことです。
パニック障害になると、発作が起こった時に逃げられない状況を恐れて、乗り物を避けたり、途中下車したりするようになりますが、それを回避行動といいます。
「微妙な」というのは、あからさまに乗り物を避けるとかではなく、もっと分かりにくいものという意味を強調したいための表現です。
例えば・・・乗り物には乗るけど路線は固定とか、乗る時間帯を選んでいるとか、車内で奥の方には行かないとか、遅延情報は必ず確認して混みそうな時は急行に乗らないとか、地下の狭い店には行かないとか、狭い店の奥の方には座らないとか、要するに、回避行動ではあるがそのためにそんなに生活が障害されない程度のものです。パニック発作自体がなければ、微妙な回避だけでは患者さんもそれほど困らないために、問題である自覚がないのです。
ところが、この微妙な回避が残っているとパニック障害が再発しやすくなります。この場合は、行動療法を仕切りなおして、微妙な回避行動を洗い出し、それらを止めていくことが大事になります。
・パニック障害の治療を受けてある程度良くなった。
・もう大丈夫と思って、治療を終了した。
・しばらくして、再発。
・一生治らないのでは?と不安になる。
・しかし、良く調べると微妙な回避行動が残存していた。
・回避行動を洗い出して、行動療法で徹底的に克服すればOK。

パニック障害なら心療内科、東京都中央区の日本橋メンタルクリニック

投稿者: 日本橋メンタルクリニック

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