2018.12.13更新

当院に通院している患者さんにも多忙な方が結構いらっしゃいます。

私は、どんなに忙しくても最低6時間の睡眠をとるようにお伝えしていますが、仕事でどうしても4~5時間しか睡眠時間を確保できないという話をよく聞きます。

睡眠不足が慢性化して、心身に悪影響がもたらされている状態を「睡眠負債」と言います。テレビで紹介されてご存知の方も多いのではないでしょうか。

睡眠負債では、自覚的な眠気の感覚は「慣れ」によって弱くなるものの、脳の処理能力は確実に落ちていることが明らかになっています。ドライブシミュレーターを用いた実験によると、6時間未満の睡眠を2週間続けると、2日間全く寝ていない時と同様の認知機能障害が生じるとのことです。

つまり、仕事のために睡眠を削ると、本人は仕事をちゃんとやっているつもりでも、相当効率が低下して質の悪い仕事になっている可能性が高いということです。

患者さんには酷な言い方になってしまいますが、睡眠を削るくらいならさっさと諦めて、しっかり眠ってからやる方が脳の性能を引き出せるということです。

ちなみに、慢性的な睡眠不足に陥っているかを簡単に調べる方法は、平日と休日の睡眠時間の差を見ることです。休日に2時間以上睡眠時間が長くなるようなら慢性的な睡眠不足の可能性が高いです。

投稿者: 日本橋メンタルクリニック

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