2013.06.17更新

先日、東大職場のメンタルヘルス専門家養成講座(TOMH)第一期生の同窓会が行われ、そこで最新の情報をいくつか教えてもらってきました。
紹介された研究等で印象に残ったのは、ストレス対処法として「問題解決」と「気晴らし」の両方がその後の精神的健康を左右するという研究結果でした。
「問題解決」というのは、ストレスを引き起こすような問題に対して、その問題をきちんと整理して、現実的・具体的な解決法を考えて、実際にその解決法をやってみる。そして、うまくいかなければ、問題を捉えなおしたり、解決法を修正したり・・・そのプロセスを繰り返すというものです。
「気晴らし」というのは、いわゆる気分転換と同じと考えてよいでしょう。ストレスを引き起こしている問題そのものを解決するわけではないけれど、疲れた気持ちをほぐすような活動をやるということです。
この「問題解決」と「気晴らし」の両方ができていると、半年後の精神的な健康度が上がるというのが研究の結果で、この結果自体は極めて当然という感じなのですが、どちらかだけだと同様にダメというのが私の印象に残った点です。
「気晴らし」だけでは問題は解決せずストレスがかかり続けるので健康度が上がらないのはもっともで、これは予想の範囲でした。ところが「問題解決」だけをしている場合もダメというのが意外だったのです。
どうしてかというと、きちんと問題解決していればストレスが軽減するので大丈夫だという思い込みが私にはあったのです。しかしながら、やはり私たちはリチャージ(再充電)される必要があるということなのでしょうね。
余暇活動やプライベートの人間関係など、職場外で私たちをリチャージしてくれる資源の大切さが再確認できました。

投稿者: 日本橋メンタルクリニック

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